昔ながらの。
お肉屋さん。
いいですねえ。
うちの近所のお肉屋さんはとても古い。
いつ開店したのか詳しくはわかっていないが、
明治24年にはすでにあったという。
関東大震災と空襲の2度焼け、今の店舗は戦後に建てられたものだそう。
それでも十分に貫禄のある古さだ。
店に入ると、お客さんが踏み入るスペースはとてもせまく
目の前一面にタイルとガラスが張られている。
肉は並べられておらず、お客さんは小窓から注文をする。
するとお年を召した美味しそうな手をしたご主人が切って量ってくれる。
ゆったりとした的確な動き。
お肉は、もちろんそれはそれは美味しい。
ちなみに伝票の「永田」というのはお義母さんの旧姓。
お義母さんのご実家の時代から、もうかれこれ80年は
ゆうに超えるお付き合いになるという。
お互い古い。
新参者の私が行って注文して「○○です」と名乗っても
「永田さんですね」と言われる。
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